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(株)テクノスター 造船セミナー2015 レポート

テクノスター造船セミナー2015 レポート

 この度はテクノスター造船セミナー2015にご来場頂きまして、誠に有り難うございました。
 おかげをもちまして100名を超えるお客様にご来場いただき、本セミナーを盛況のうちに終えることができました。

 これもひとえに皆様のご支援の賜物と一同心より御礼申し上げます。
本セミナーでは基調講演を始め多くのご講演をいただき、またテクノスターシップモデラーなど いろいろな製品を紹介させていただきました。

 アンケートにご記入いただいた皆様のご意見・ご要望を真摯に受け止め、今後とも技術開発に 努めてまいります。引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

尚、参考までに造船セミナー2015のプログラムとご講演頂きました資料の申し込みフォームを 下記にご用意しておりますのでご覧ください。

テクノスター造船セミナー2015 プログラム(PDF)

造船セミナー2015 セミナー資料ダウンロードお申し込みフォーム
(新しいウィンドウが開き、お申し込みフォーム画面に移ります)

2015年9月2日
株式会社テクノスター
代表取締役 立石 勝



セミナー当日の模様

セミナー風景

テクノスター造船セミナー2015 開会のご挨拶

■テクノスター/立石勝



壇上から降りて熱弁を振るう立石社長。
最新のトピックを含めたセミナー内容を紹介。
基調講演

■国立大学法人 大阪大学大学院/藤久保 昌彦 先生
「動的応答として見た船体縦曲げ崩壊挙動の特性」

講演概要
 船体桁の縦曲げ崩壊挙動の評価は、現状は横断面の最終強度評価にとどまっているが、船体桁全体を考えて、崩壊後の変形挙動や 変形程度まで予測できれば、縦曲げ崩壊が船体や人命の安全に及ぼす影響をより直接的・定量的に評価することが可能になる。このような観点から、大阪大学では、最終強度の船体桁の崩壊挙動に関する研究を理論解析と実験の両面で行っており、ホイッピングのような作用時間の短い荷重と、より作用時間の長い荷重で崩壊変形量がどの程度異なるのか等の知見が得られている。将来のリスクベース構造安全評価にもつながる結果と思われるのでその内容を概説する。





会場からの質問に回答される藤久保先生。
・定量的な検討の見通しについて(波の設定でどういう荷重を与えるのか)。
・経験則から離れて、シミュレーションで評価可能になるのか。
などの質問がありました。

ご講演

■テクノスター 技術部/項 殿祥、藤田 大輔、小林 陽介
「テクノスターの既存技術紹介」 (1)TSV-BLSシステム (2)船内騒音予測解析システム

講演概要
 日本造船業の受注量回復およびHCSRの適用開始、IMO船内騒音コードの改正などによる設計検討負荷の増大により、設計者の作業負担がより厳しいものになりました。テクノスターはこのような環境に置かれている造船業からの包括的なニーズおよび現場ユーザ様の詳細な要求に迅速かつ的確に応えるべく、長年の技術蓄積と開発者の英知を結集し、世界No.1の造船設計支援CAEソフトウェアの開発を目標に掲げています。造船業界のお客様のご支援をいただきながら開発してきた、吊り上げ計画、船内騒音予測解析システムについて、デモを交えながら紹介します。






TSV-BLSの紹介とデモムービーによる吊り上げシミュレーションを説明する小林さん。
最近の吊り上げ事故(中国)についてもTSV-BLSで再現したデモを紹介されました。


船内騒音予測解析システムの紹介と実演デモで説明する藤田さん。
会場からは、
・空気伝播音の音響透過損失について(質量側、コインシデンス効果など)。
・プロペラなどを騒音源として設定する機能について
などの質問がありました。

■一般財団法人 日本海事協会/松原 浩平 様
「TechnoStar ShipModeler 概要」

講演概要
 ジャパン マリンユナイテッド、今治造船、大島造船所、日本海事協会との共同研究により開発された直接強度解析モデル向け高速FEMモデリングシステムを紹介します。調和CSR向け解析モデリングをはじめ、設計初期段階から使用可能な容易で迅速なモデリング機能を搭載し、痩せ部構造を含む全船モデル作成時間の大幅な削減を実現しました。





共同研究開発プロジェクトの取り組みについて説明される松原様。


プロジェクトのPhase1(開発済み)とPhase2(開発中)の最新情報を紹介。※詳しくは、セミナー資料ダウンロードをお申込みいただければご確認できます。

■テクノスター 技術部/藤田 大輔、船津 純一
「TechnoStar ShipModeler 技術機能紹介」

講演概要
 Excelへの船体構造データ入力による自動モデリング、船体構造向けライブラリを備えるCAE用簡易CADによる形状作成、1クリックオートコースメッシング、および詳細構造部材への置き換えに対応したファインメッシング機能など、デモを交えて紹介します。


TSMの機能紹介と実演デモを行う藤田さん(左)と船津さん(右) 。
デモの途中、会場から多くの質問がありました。
・SMDの船体構造データ入力シートはどこまで用意されているか。
・TCAD-DSAとTSMとの違いについて。
・SMGではランディングされてからプロパティはどのように定義されているか。
・SMFの詳細構造置き換えには、どういう準備が必要か。
・SMDとSMGの役割について
・SMDのデータ入力は、今後他の船種にも適用できるように展開していくのか。
など、一つ一つに回答を行い1時間10分に及ぶ白熱した講演となりました。
※TSMの機能(SMD, SMG, SMF)については、セミナー資料ダウンロードをお申込みいただければご確認できます。

■テクノスター 技術部/項 殿祥、藤田 大輔
「テクノスターの新技術紹介 船体ブロック組立溶接変形解析システム Mux-Weld」

講演概要
 現場向け工作精度予測技術の粋を集めたソフトウェアとテクノスターの船体モデリング技術を組み合わせ、真の船舶構造組み立て工程の最適化シミュレーションを実現します。現場に役立つ、現場が使えるソフトウェアパッケージを目指して開発中のMux-Weldをご覧いただきます。




開発中のMux-Weldの紹介とデモの実演を行う項さん(右)。
会場からは、歪み取りの手法について質問がありました。

閉会のご挨拶



閉会の挨拶を行う立石社長。

閉会後、参加者の方々を懇親会へご案内する総合司会の須藤さん。

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