テクノスター 造船ユーザーカンファレンス2023
デジタル時代の造船業界:CAEの力で進化する船舶設計とシミュレーション
テクノスター 造船ユーザーカンファレンス2023では、最新のCAEテクノロジーと造船業界が交差するエキサイティングな領域を探求します。
ユーザー様やパートナー様によるご講演を通じて、デジタルツインの運用、DLSAを活用した強度評価、OpenFOAMによるCFD事例、クラウド大規模解析といった先進技術をご紹介いただきます。また、船型開発、吊り上げ検討、自動設計、および構造最適化に関する技術動向や活用事例についても、ユーザー様の視点から論じていただきます。
皆さまにとって本カンファレンスが、実りのある機会となれば幸いです。ご参加を心よりお待ちしております。
日 時:2023年10月20日(金) 10:00~18:00
会 場:赤坂インターシティコンファレンス 401(外部のウェブサイトに移動します)
参加費:無料(事前登録制・非ユーザー申込可)
※オンライン配信はありません
タイムテーブル
題名 | 会社名 | 講演者 | 時間 |
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受付開始 | 10:00 | ||
代表取締役社長 挨拶 |
株式会社テクノスター | 立石 勝 | 10:20 – 10:25 |
[基調講演] 最新データで見る日本の造船業界 ー今後の課題ー |
元三菱重工 元日本造船技術センター常務理事 |
鷲尾 祐秀 様 | 10:25 – 11:05 |
3D CADを利用したハッチカバーの自動設計システム |
八潮工業株式会社 |
緒方 勤 様 | 11:05 – 11:45 |
商船開発における吊計画フロー刷新と揚重シミュレーション技術の新規導入 | 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 | 中垣 憲人 様 | 11:45 – 12:25 |
休憩 | 12:25 – 13:10 | ||
船舶CFDを新しいフェーズへ |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 |
小林 寛 様 | 13:10 – 13:50 |
船舶設計のためのCFD計算 ~CFDと水槽試験の相関~ |
流体テクノ株式会社 | 隅田 大貴 様 | 13:50 – 14:30 |
休憩 | 14:30 – 14:45 | ||
MIT発 最速のFEAソルバーAkselos; その理論背景および適用実例 | Akselos SA. | Thach Luu | 14:45 – 15:25 |
船体構造デジタルツインの実現に向けた技術開発 1.荷重構造一貫解析におけるコンテナ船向け荷重作成機能の開発と疲労強度評価法の検討 2.船体構造デジタルツイン向けWebアプリケーション開発 |
日本シップヤード株式会社 | 河尻 義貴 様 吉田 智美 様 |
15:25 – 16:05 |
休憩 | 16:05 – 16:20 | ||
CSR Hold解析のための補強検討自動化機能の開発 | 株式会社名村造船所 | 田中 孝幸 様 | 16:20 – 17:00 |
NMRI-DLSAシステムによる強度評価及び搭載シミュレーター ~船殻設計から建造まで支援する~ |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 |
村上 睦尚 様 | 17:00 – 17:40 |
閉会 | 17:40 – 17:50 |
講演概要
八潮工業株式会社 |
西条工場 緒方 勤 様 |
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3D CADを利用したハッチカバーの自動設計システムハッチカバーの設計は舶用各社と同様、常に安全、作りやすい、軽量、短工数、低コストを求めている。しかし、ベテラン設計員が不足原因で、人為的な設計ミスも度々発生する。 |
元三菱重工 元日本造船技術センター常務理事 |
鷲尾 祐秀 様 |
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[基調講演] 最新データで見る日本の造船業界 ー今後の課題ー日本の国際競争力を含めた最新データをひも解きながら、内外から日本の造船業界の現状を見つめ、問題点と課題について今後の活動の資料を提供すると共に提案を含めて紹介する。 |
住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 |
製造本部 工作部 計画グループ 中垣 憲人 様 |
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商船開発における吊計画フロー刷新と揚重シミュレーション技術の新規導入大型船舶の様々な建造工法の中で最も高効率とされるブロック工法を採用することで、ブロックの形状特性に合わせてアレンジされた複数の工場生産ラインで同時並行的なブロック製作を、トヨタ生産方式を適用しつつ現行実施している。工場で製作されたブロックを出棟する段階で、安全及びブロック形状精度保持のために最初の相応重量を揚重する計画が必要となる。その後ブロック内の残工事を安全且つ効率よく実施するため、ブロックの姿勢を変更したり、さらにブロックを大型化する定盤に配置したり、最終的にはドックのゴライアスクレーンで搭載するための揚重計画も必要。一方で昨今の現場作業者減少と技能低下に対応するため、従来のベテラン玉掛け作業者の経験に依存した揚重計画から脱却し、BLS運用によるシミュレーション指向型揚重計画へ移行することで脱技能化を実現した事例を紹介する。 |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 |
流体性能評価系 CFD研究開発グループ 小林 寛 様 |
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船舶CFDを新しいフェーズへCFD(Computational Fluid Dynamics)は、高信頼・高効率な船舶設計のために必要な、粘性流体流れと船体運動を包括的に扱うことができます。海技研で開発している重合格子法ベースのCFD計算手法は、複雑形状や大振幅運動にも対応し、操縦性や耐航性への応用も可能です。重合格子法を含む船舶用CFDの概要やJupiter上で重合格子の生成が可能な開発中のシステムの紹介をいたします。 |
流体テクノ株式会社 |
数値流体解析グループ 隅田 大貴 様 |
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船舶設計のためのCFD計算 ~CFDと水槽試験の相関~当社では、様々なニーズに基づき多様な船を設計している。CFD(数値流体計算)を用いて船の性能の優劣を相対評価することが可能で、CFDは船舶を評価するために非常に有用なツールである。船舶の性能は水槽試験を行うことで求められてきたが、その代替手段として当社ではCFDを用いている。今回、テクノスター様の開発ソフトウェアShip One PushのCFD部分の開発に携わった。本講演ではソフトウェアの紹介とCFD計算の成り立ち、CFD結果と水槽試験結果の相関について述べる。 |
Akselos SA. |
Sales Manager, APAC Thach Luu |
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MIT発 最速のFEAソルバーAkselos; その理論背景および適用実例船体フルモデルのFEA計算時間を数秒オーダーにさげた、Akselosソルバーの理論および適用実例を紹介します。また、AkselosではFEAを用いた構造応力の全体像をリアルタイムでモニタリングできる、唯一のソリューション適用を世界中で進めています。お客様がなぜAkselosを選ぶか、真の構造安全モニタリングシステムをどのように実現できたかを説明します。 |
日本シップヤード株式会社 |
設計本部 基本設計部 構造グループ 河尻 義貴 様 吉田 智美 様 |
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船体構造デジタルツインの実現に向けた技術開発荷重構造一貫解析におけるコンテナ船向け荷重作成機能の開発と疲労強度評価法の検討(河尻様) コンテナ船を対象とした荷重構造一貫解析のために開発したコンテナ荷重、外水圧、液体タンク内圧のマッピング機能について紹介する。また、荷重構造一貫解析の結果と実船モニタリングデータを活用した疲労強度評価法について、鉱石運搬船を対象とした検討事例を紹介する。 船体構造デジタルツイン向けWebアプリケーション開発(吉田様) ハルモニタリングのデータ可視化やシミュレーションと組み合わせた評価のためのWebアプリケーションについて紹介する。また、船体構造デジタルツイン技術の一つである、ハルモニタリングデータを用いた波浪逆推定機能の開発についても紹介する。 |
株式会社名村造船所 |
船舶海洋事業部 設計本部 基本設計部 船殻設計課 田中 孝幸 様 |
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CSR Hold解析のための補強検討自動化機能の開発CSRで要求されるHold解析は全Holdを対象に3Holdモデルを用いて実施する必要がある。また、各3Holdの両端に位置するHoldの寸法は、他の3Holdモデルの中央Holdの補強寸法と整合性を取る必要があり、両端に位置するHoldに補強が反映されることは中央Holdの評価結果に影響を与える。この様な中、解析では船級規則で定められた評価基準を満足するまで補強を繰り返し実施しなければならないため、多くの設計工数および期間を費やしている。この状況を打開すべく、テクノスターとHold解析の補強を自動で行う機能を開発したので紹介する。 |
国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 |
構造・産業システム系 村上 睦尚 様 |
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NMRI-DLSAシステムによる強度評価及び搭載シミュレーター ~船殻設計から建造まで支援する~海技研が従来から開発を進めている「全船荷重構造一貫解析・強度評価(NMRI-DLSA)システム」の基本機能、オプション機能、今後の開発について紹介します。また、今期より開発を開始したDLSA-Construction:DIGITAL SHIP ASSEMBLY and CONSTRUCTIONについて紹介します。 |